「濁流の子」とは?

1961(昭和36)年6月下旬に伊那谷を襲った豪雨災害「三六災害」。「濁流の子」はその災害を目の当たりにした小学生、中学生、高校生らの作文を集め、1964(昭和39)年に発行された冊子。碓田栄一さんが個人で編集作業に当たった。文集には当時の学童、生徒自身の言葉で災害の恐ろしさ、友人を失った悲しみ、災害で家や田畑を失った状態での不安な高校受験、見知らぬ人々からの励まし、復興の様子などが 綴られている。 「続・濁流の子」は「三六災害」発生から30年以上が経過し、災害の記憶が薄れつつあるなかで後世に災害の恐ろしさを伝えることを目的として1993(平成5)年に発行された冊子。「濁流の子」に掲載されなかった作文、「濁流の子」作文筆者が語るその後の思い、復興の状況などが収録されている。
「濁流の子・続編」は、「濁流の子」、「続・濁流の子」に掲載されなかった作文の総称。
なお、本アーカイブスでは、公開するに当たって執筆者の承諾が得られた作文のみを公開しています。

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